内納 隆治(うちの りゅうじ)といいます。平成最後の司法書士試験を合格しまして、令和元年5月27日に司法書士となりました。
私は、福岡出身で、浜松医科大学に就職(就任?)するということで、2012年4月にこちらに引っ越して来ました。といっても、福岡から直接来たわけではありません。福岡から東北大学入学のため宮城県仙台市に移りまして、そのまま大学院に進学し、博士号を取得しました。その後、東北大学の別の研究室で研究していましたが、任期満了に伴い外の研究先を探していたところ浜松医科大学のある研究室が博士研究員を募集していましたので、手を挙げた次第です。研究者の性質上一つの所には留まることはなかったですが、これからは浜松に根を張っていけるかなと思います。
これまで研究者として、➀T細胞という免疫を担う細胞の成長や働きを調整する遺伝子の解析、②がんにならないようにする遺伝子の解析、③動脈硬化している所に集まるリポソームの開発、について研究していました。博士号を取得した際の論文はDomain analyses of the Runx1 transcription factor responsible for modulating T-cell receptor-beta/CD4 and interleukin-4/interferon-gamma expression in CD4(+) peripheral T lymphocytes. (Immunology.2009.Sep;128(1):16-24.)です。興味のある方はぜひ読んでみて下さい。浜松医科大学にいたときに行った研究も論文になっており、先月(2019年5月)掲載されています。Macrophage-targeted, enzyme-triggered fluorescence switch-on system for detection of embolism-vulnerable atherosclerotic plaques.(J Control Release. 2019 May 28;302:105-115.)
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研究をしていたときは、除夜の鐘を聞きながら研究し、初日の出を仰ぎ見ながら帰宅する、そんな生活をしていました。それも、ある意味終わりのない(誰も知らない)研究に従事していて、日々真理の探究にいそしんでいたからです。これから司法書士として立ち向かう対象は、依頼人の本当の望みになり、個々人によって様々な態様になっていくことと思います。自分がどれくらいお力になれるかは未知数ですが、日々成長していく所存です。これからは、ビーカーを暖めたり、顕微鏡を覗いたりすることはなくなるのは少し寂しい気もしますが、司法書士として出来る範囲で困りごとの解決に向けて一緒に考えていきたいと思っています。
司法書士法人中央合同事務所の一員として、また、一人の司法書士として、出来るだけのことをして参りますので、どうぞ、温かい目で見守り下さい。
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