父が亡くなりました。相続人は、母と長男である私と妹の長女です。誰が祭祀承継者ですか
祭祀を主催する者が原則として祭祀継承者として決定されます。法律上、誰が祭祀継承者となるという指定はされていないため、相続人間で話し合い、決定します。
故人の遺言書や、生前に祭祀継承者としての指名があった場合は、その者が祭祀継承者となるのがふさわしいでしょう。なお、指名がなされなかった場合、一族の慣習や、その地域の慣習により相続人間で相談し、祭祀継承者を決定することも可能です。
また、故人による指名もなく、話がまとまらない場合は相続人の方が家庭裁判所の審判により、判断をして頂くことが最終的な決定方法となります。
(文責 石川秀一)