親族や従業員等に後継者候補がおりません。どうすればよいですか?

M&Aという手法で会社を売却することも可能です。

●M&Aとは

M&Aとは、合併(Merger)と買収(Acquisition)の頭文字で、簡単に言えば、会社そのものを売り買いするという意味があります。
親族や社内等に後継者候補がいない場合には、従業員の雇用維持、取引先の仕事確保、経営者の老後の生活資金確保等のため、会社そのものを売却し、第三者に経営してもらうことも考えられる選択肢の一つです。
近年では、中小企業におけるM&Aの件数が増加しています。

●M&Aの種類

M&Aには、会社の全部を譲渡する方法と、一部を譲渡する方法があり、それぞれ次のような手法があります。M&Aを行う際には、専門家と相談し、自社にふさわしい方法を選択することが必要です。

M&Aの種類の図

●M&Aの手続と方法

M&Aの手続は下の図のように、準備→実行→M&A後(ポストM&A)の大まかな3段階に分かれます。

M&Aの手続と方法の図

中小侍のワンポイント

デューディリジェンスとは

デューディリジェンスとは、買い手企業が弁護士・公認会計士等の専門家に依頼して行う売り手企業の精査のことです。法務、財務、事業等多様な面からチェックを行います。
例)回収不能債権がないか、債務保証等簿外債務がないか  等

古橋 清二

昭和33年10月生  てんびん座  血液型 A 浜松西部中、浜松西高、中央大学出身 昭和56年~平成2年 浜松市内の電子機器メーカー(東証一部上場)で株主総会実務、契約実務に携わる 平成2年 古橋清二司法書士事務所開設 平成17年 司法書士法人中央合同事務所設立